週刊少年サンデー38号+追記
2012 / 08 / 27 ( Mon )
さてさて、8月も終盤ですね。
おかげさまで色々ひと段落です。
諸事情から縮小版(あれでも)にしていたサンデー38号感想ですが、実はとってもとっても書き足りなかったのです…(あれでも)。そんなわけで、忙しさも落ち着いたことですし、うっぷん晴らしに、ちょっとだけ書けなかった感想の補足を書きたいと思います。
【補足作品と内容】
(めいん)
「常住戦陣!! ムシブギョー」 村人たちの思惑について考察+長福丸の結婚
(おまけ)
「AREA D」勘違いの修正とお詫び。
後は諸々、
ちょっとだけ。
おかげさまで色々ひと段落です。
諸事情から縮小版(あれでも)にしていたサンデー38号感想ですが、実はとってもとっても書き足りなかったのです…(あれでも)。そんなわけで、忙しさも落ち着いたことですし、うっぷん晴らしに、ちょっとだけ書けなかった感想の補足を書きたいと思います。
【補足作品と内容】
(めいん)
「常住戦陣!! ムシブギョー」 村人たちの思惑について考察+長福丸の結婚
(おまけ)
「AREA D」勘違いの修正とお詫び。
後は諸々、
ちょっとだけ。
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常住戦陣!!ムシブギョー
先週の水曜日は、切羽詰まった心に火鉢殿があまりにも可愛すぎて理性を失ってしまい、本当は書こうと思っていた感想が書けなかったので、今回はちゃんと書こうと思います。いすずさんはね、ムシブギョーは本当に面白いと思っているんですよ。感想の8割くらいが火鉢殿可愛いとしか書いてないですけど、それは火鉢殿が可愛いから。
可愛いからいけない。
可愛いは正義だっていうことわざ(?)もあるけど、正義がいつだって前を向かせてくれるとは限らないのです。
少年漫画において、正義をどうとらえるか。
それはひとつの、漫画家さんとしての個性なのかもしれません。
*
さて、本題です。
紀州中の村人たちに御触書の三人組として追いまわされる仁兵衛・大岡・蟲奉行様の三人組ですが、傷が原因で仁兵衛が破傷風に倒れてしまいます。
今週号、村人たちがその仁兵衛を見つけて納屋に次々と集まり、殺されるかと思いましたが…
必死で看病されてました。
このあたりの展開がずっとサイレントで描かれておりまして、どうやら治療をしてくれているのは確かなようですが、彼らの思惑が全く分かりません。
そんなわけで、仁兵衛を助けた村人たちの思惑について、色々予想を立てて見ようと思います。
個人的には三つの可能性を考えています。
1.ただの村人である
2.村人とは仮の姿。火鉢一族(忍びの一族)である
3.蟲達に対するレジスタンス(地下抵抗組織)である
3の「レジスタンス」と言う可能性を最初に考えて、いやでもなぁでもなぁ…と2と1を考えたという流れ。
蟲達の圧政に庶民が結託して立ち向かう展開って燃えると思うのです。
1.ただの村人である可能性
まあ、順当ですね。
この場合、村人の意志が悪意によるものか善意によるものか、量りかねます。
・悪意をもって、何か企んでいる?
火鉢妹によれば、恐怖と裏切りと疑心暗鬼が紀州中に渦巻いているらしいですからね。
ただ…うーむ。
個人的には、悪意はないと思いたいなぁ。
なぜかというに手配書は、「DEAD OR ALIVE」だったのですから、少なくとも囲んで放置しておけば無傷で侍をひとり確保できるからです。豊かな村でもないでしょうに、御触書の者に食料や水を惜しげもなく使う「悪意」はないかな…と。
ただ、看病されている場所に蟲奉行様と大岡殿がいないのが気になります。
蟲奉行様が仁兵衛の治療と引き換えに、すすんで紀州城に出頭した可能性だってゼロじゃないかもしれない。
蟲奉行様は、大好きな月島のためにそのくらいのことは無表情でしそうです。
ぎゃあなにその展開!いやだ!却下!!悲しい!
・では、村人たちの行為が善意である場合。
動機が不明です。
真っ先に思いつくのは、「(蟲奉行様が助けた)赤ん坊背負った少年」の関係者たち、という可能性。
村人の恩返しですな。
しかし、襲ってきた村人たちから遠ざかるように逃げて、丸一日も走り倒した後。
少年の移動距離を考えると、逃げた先が少年の住んでいる村だった――とは考えづらい気もしますね。
(逃げたつもりでぐるぐる回っていた、という場合ならありか)
もしくは、村人の中でも「仁兵衛たちを狩る派」「狩らない派」が分かれているという可能性もありますなー。むむ。
そもそも仁兵衛たちが「御触書の人物だということに気づいていない場合」もありますか。
(このパターンは知られた後に売られたりと、悲劇になりそうだなぁ。やだなあ)
何にしても、「善意から普通の村人たちが仁兵衛を助けてくれた」場合は、彼らに対する蟲達の報復が超怖いことになりそうです。ガクブルです。
福田宏先生ならやる。
藤田門下は容赦ないですからね。
やるね。
優しくしてくれた人たちが目の前で喰い殺されたりしちゃうね。
おお、いやだいやだ!おぞましい!(期待に満ちた目)
2.火鉢さん関連の人々である可能性
先週、備前なる黒眼青年が小屋に現れた時は、この可能性が一番高いんじゃないかと思っていましたし、今でも可能性は低くないと思っています。
つまり、たまたま逃げ込んだ場所が、火鉢殿の故郷だった、というケースです。
問題は、火鉢妹ちゃんの『こ、これは…大ピンチです!』の台詞をどう解釈するか、ですね。
(村人たちが空き小屋にぞろぞろと群がり、また出てきたところを遠目に見て、の台詞です。)
・村人たちが敵であるから「大ピンチです」なのか、
・子供だから蚊帳の外で一人で遊んでいたら、親戚のおじさん達が蟲奉行所の少年が死にそうになっているのを運びだしてきたから「大ピンチです」「姉様にも知らせましょう」なのか。
どちらなのかで、大きく仁兵衛の状況が変わってきてしまいます。
後者だったら安心できるんですけどねー。
皆の村人っぷりは世をしのぶ仮の姿で、あの人たちは皆、メッチャ強い忍びだとか、燃えるじゃないですか。
隠れ忍びの里だったとすれば、医術にも造詣が深くて安心できそうですし、多分一番生存確率が高いルートであります。
これもいいな。ふむふむ。妄想乙です。ふふ。
3.蟲達に対するレジスタンスである可能性
特に根拠はないのですが、そうだったら燃えるなーと思います。
表向きはお上に従っているように見せて、蟲達への復讐のために、そして自分たちの住処を守るため蟲達への反撃のチャンスを窺っている市井の人々が地下で連携していたりしたら、燃えません?
いすずさんはそういうの大好きなので妄想してワクワクしてしまいます!
さて、村人たちの思惑は果たして如何。
次週は明後日ですね。楽しみでございます。
**
ところで今週の話に全然関係ないんですけれど、徳川家重いるじゃないですか。
あの、仁兵衛をストーカーして毎日見守っている将軍の息子さん。
なんとなく調べてみたら、徳川家重って享保16年の冬に結婚しているんですね。
『ムシブギョー』の舞台も享保16年で…現在の季節は夏が終わって、秋の収穫期。
もうすぐじゃないか!!
これ、紀州編が終わる頃にはもしかすると、家重(長福丸)が結婚するエピソードが見られるのかもしれません。
なにそれ面白い。
あの息子が女性と結婚できるとかそれはどういうミラクルなのだ。
何もかも史実と同じとはいかないでしょうが、しかしこんな面白いエピソードを放置するのも勿体ないので、ぜひともやってほしいです。
本筋には関係ないのですが気になります。
AREA D 異能領域
前回感想で「1話で出てきた事件が」と書いてしまいましたが、改めて読み直したら1話の事件と「レンゲ事件」は全然別でした…。ごめんなさい。
お詫びとして、リオさんにヘッドロックかけてもらいます。おむねぷにぷに。
護送船の中でアルタード嫌いの船長さんが家族の写真など見てたそがれていましたが、レンゲ事件の犠牲者だったりするのでしょーか。ふむむ。
それにしても、横文字の事件とか組織とかルールとか出てくると(フフ…七月原作)とニヤニヤしてしまう私はまるでパブロフの犬です。
**
2作品しか書けませんでしたが、今回はこの辺で~。
あと2回寝たらサンデーが読めるとか胸熱すぎるぜ…。
ではでは、おやすみなさい!
常住戦陣!!ムシブギョー
先週の水曜日は、切羽詰まった心に火鉢殿があまりにも可愛すぎて理性を失ってしまい、本当は書こうと思っていた感想が書けなかったので、今回はちゃんと書こうと思います。いすずさんはね、ムシブギョーは本当に面白いと思っているんですよ。感想の8割くらいが火鉢殿可愛いとしか書いてないですけど、それは火鉢殿が可愛いから。
可愛いからいけない。
可愛いは正義だっていうことわざ(?)もあるけど、正義がいつだって前を向かせてくれるとは限らないのです。
少年漫画において、正義をどうとらえるか。
それはひとつの、漫画家さんとしての個性なのかもしれません。
*
さて、本題です。
紀州中の村人たちに御触書の三人組として追いまわされる仁兵衛・大岡・蟲奉行様の三人組ですが、傷が原因で仁兵衛が破傷風に倒れてしまいます。
今週号、村人たちがその仁兵衛を見つけて納屋に次々と集まり、殺されるかと思いましたが…
必死で看病されてました。
このあたりの展開がずっとサイレントで描かれておりまして、どうやら治療をしてくれているのは確かなようですが、彼らの思惑が全く分かりません。
そんなわけで、仁兵衛を助けた村人たちの思惑について、色々予想を立てて見ようと思います。
個人的には三つの可能性を考えています。
1.ただの村人である
2.村人とは仮の姿。火鉢一族(忍びの一族)である
3.蟲達に対するレジスタンス(地下抵抗組織)である
3の「レジスタンス」と言う可能性を最初に考えて、いやでもなぁでもなぁ…と2と1を考えたという流れ。
蟲達の圧政に庶民が結託して立ち向かう展開って燃えると思うのです。
1.ただの村人である可能性
まあ、順当ですね。
この場合、村人の意志が悪意によるものか善意によるものか、量りかねます。
・悪意をもって、何か企んでいる?
火鉢妹によれば、恐怖と裏切りと疑心暗鬼が紀州中に渦巻いているらしいですからね。
ただ…うーむ。
個人的には、悪意はないと思いたいなぁ。
なぜかというに手配書は、「DEAD OR ALIVE」だったのですから、少なくとも囲んで放置しておけば無傷で侍をひとり確保できるからです。豊かな村でもないでしょうに、御触書の者に食料や水を惜しげもなく使う「悪意」はないかな…と。
ただ、看病されている場所に蟲奉行様と大岡殿がいないのが気になります。
蟲奉行様が仁兵衛の治療と引き換えに、すすんで紀州城に出頭した可能性だってゼロじゃないかもしれない。
蟲奉行様は、大好きな月島のためにそのくらいのことは無表情でしそうです。
ぎゃあなにその展開!いやだ!却下!!悲しい!
・では、村人たちの行為が善意である場合。
動機が不明です。
真っ先に思いつくのは、「(蟲奉行様が助けた)赤ん坊背負った少年」の関係者たち、という可能性。
村人の恩返しですな。
しかし、襲ってきた村人たちから遠ざかるように逃げて、丸一日も走り倒した後。
少年の移動距離を考えると、逃げた先が少年の住んでいる村だった――とは考えづらい気もしますね。
(逃げたつもりでぐるぐる回っていた、という場合ならありか)
もしくは、村人の中でも「仁兵衛たちを狩る派」「狩らない派」が分かれているという可能性もありますなー。むむ。
そもそも仁兵衛たちが「御触書の人物だということに気づいていない場合」もありますか。
(このパターンは知られた後に売られたりと、悲劇になりそうだなぁ。やだなあ)
何にしても、「善意から普通の村人たちが仁兵衛を助けてくれた」場合は、彼らに対する蟲達の報復が超怖いことになりそうです。ガクブルです。
福田宏先生ならやる。
藤田門下は容赦ないですからね。
やるね。
優しくしてくれた人たちが目の前で喰い殺されたりしちゃうね。
おお、いやだいやだ!おぞましい!(期待に満ちた目)
2.火鉢さん関連の人々である可能性
先週、備前なる黒眼青年が小屋に現れた時は、この可能性が一番高いんじゃないかと思っていましたし、今でも可能性は低くないと思っています。
つまり、たまたま逃げ込んだ場所が、火鉢殿の故郷だった、というケースです。
問題は、火鉢妹ちゃんの『こ、これは…大ピンチです!』の台詞をどう解釈するか、ですね。
(村人たちが空き小屋にぞろぞろと群がり、また出てきたところを遠目に見て、の台詞です。)
・村人たちが敵であるから「大ピンチです」なのか、
・子供だから蚊帳の外で一人で遊んでいたら、親戚のおじさん達が蟲奉行所の少年が死にそうになっているのを運びだしてきたから「大ピンチです」「姉様にも知らせましょう」なのか。
どちらなのかで、大きく仁兵衛の状況が変わってきてしまいます。
後者だったら安心できるんですけどねー。
皆の村人っぷりは世をしのぶ仮の姿で、あの人たちは皆、メッチャ強い忍びだとか、燃えるじゃないですか。
隠れ忍びの里だったとすれば、医術にも造詣が深くて安心できそうですし、多分一番生存確率が高いルートであります。
これもいいな。ふむふむ。妄想乙です。ふふ。
3.蟲達に対するレジスタンスである可能性
特に根拠はないのですが、そうだったら燃えるなーと思います。
表向きはお上に従っているように見せて、蟲達への復讐のために、そして自分たちの住処を守るため蟲達への反撃のチャンスを窺っている市井の人々が地下で連携していたりしたら、燃えません?
いすずさんはそういうの大好きなので妄想してワクワクしてしまいます!
さて、村人たちの思惑は果たして如何。
次週は明後日ですね。楽しみでございます。
**
ところで今週の話に全然関係ないんですけれど、徳川家重いるじゃないですか。
あの、仁兵衛を
なんとなく調べてみたら、徳川家重って享保16年の冬に結婚しているんですね。
『ムシブギョー』の舞台も享保16年で…現在の季節は夏が終わって、秋の収穫期。
もうすぐじゃないか!!
これ、紀州編が終わる頃にはもしかすると、家重(長福丸)が結婚するエピソードが見られるのかもしれません。
なにそれ面白い。
あの息子が女性と結婚できるとかそれはどういうミラクルなのだ。
何もかも史実と同じとはいかないでしょうが、しかしこんな面白いエピソードを放置するのも勿体ないので、ぜひともやってほしいです。
本筋には関係ないのですが気になります。
AREA D 異能領域
前回感想で「1話で出てきた事件が」と書いてしまいましたが、改めて読み直したら1話の事件と「レンゲ事件」は全然別でした…。ごめんなさい。
お詫びとして、リオさんにヘッドロックかけてもらいます。おむねぷにぷに。
護送船の中でアルタード嫌いの船長さんが家族の写真など見てたそがれていましたが、レンゲ事件の犠牲者だったりするのでしょーか。ふむむ。
それにしても、横文字の事件とか組織とかルールとか出てくると(フフ…七月原作)とニヤニヤしてしまう私はまるでパブロフの犬です。
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2作品しか書けませんでしたが、今回はこの辺で~。
あと2回寝たらサンデーが読めるとか胸熱すぎるぜ…。
ではでは、おやすみなさい!
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